元保護犬パグのやり直し人(犬)生

何事も全力パグの日常スケッチ

怒りの阿修羅

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娘が卒乳したり、保育園に通ったり

成長しステージが広がると、

もれなくやってくるウイルス。

 

前夜からの発熱。

食欲なく、ご機嫌最悪。

グズグズしながら抱っこちゃんになって

朝から私にはりついてます。

 

ごはん食べないし、38度超え。

保育園はお休み決定。

それに小児科の予約も。

仕事もできそうにありません。

こんな日は朝からあたふたになります。

 

目を覚ましたプーちゃんが

チッコしたそうに足元でうろうろしながら

外へ連れ出してもらうのを待っています。

「ああ、ごめん。ちょっと待って。先に電話ね」

 

ついプーちゃんを後回しして

保育園に電話をかけていると、

足元でプーちゃんがバウバウ吠えはじめます。

「ああ、プーちゃん、漏れちゃうね。今日はトイレでお願い」

 

プーちゃんはとぼとぼとトイレへ行き

チッコを済ませます。

そしてご褒美ボーロをもらいに来ますが、

娘がギャン泣きしはじめ

抱っこのまま背中をトントン。

ピタゴラスイッチを見せてみますが効果なし。

 

プーちゃんは私の足をガリガリしてきて

ボーロを催促しますが、

「ごめん、ちょっと待っててプーちゃん」

と、再び後回しに。

 

するとプーちゃんは小走りで玄関へ行き、

玄関マットの上でくるりとこちらを振り返り、

怒れる阿修羅に変身。

マットの上に怒りションをしました。

 

たかがボーロ。

されどボーロ。

食べ物がらみで阿修羅が出現。

 

 

→プーちゃんの天然チッコのお話はこちら

 

 

シャンプー

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プーちゃんを洗う日は

こっそり、それと悟られぬよう、

朝から準備を進めます。

 

プーちゃんを洗面所に連れていき首輪をとると

急に目に力がなくなります。

脱力し、うなだれ、

ヒルな笑いを浮かべます。

 

お尻から静かにシャワーで濡らしてゆき、

背中にシャンプーをタラーン。

一気にゴシゴシして泡だてます。

 

シャンプーしながらウキウキはしていません。

かといって大暴れするわけでもありません。

縦長のむうっとした顔で

ただひたすら耐えています。

 

次第にプーちゃんの体から黒く濁った汚れが

ダラダラと流れ出します。

犬の身体って見た目以上に汚れています。

だからプーちゃんのシャンプーは

1ヶ月ごとと決めています。

 

タオルドライを終え風呂場から解放されると、

一目散に逃げ去り部屋を走り回ります。

この時だけ機敏なパグになります。

最後はソファに飛び乗って満面の笑みに。

 

その後は暖かい窓辺のクッションに移動し、

ペロペロと足をなめ始めます。

満足した頃にはゴロンと大胆に寝そべって、

ようやくスッキリさっぱりを実感しての

ヘソ天爆睡体勢へと入ります。

 

眠りが深いせいか

シャンプーした日はいびきが5割り増し!

 

 

→シャンプーの後には地獄の爪切りが待っている。

 

 

こんにゃくパグ

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すっかり秋になった頃、

友人の結婚式に参列するために

家族で飛行機に乗ります。

いくら涼しい季節になったとはいえ、

飛行機にパグを乗せるのは危険なので、

残念ながらプーちゃんはお留守番です。

プーちゃんを預けるのは私の出産以来で、

また色々と心配が募ります。

 

お留守番の間はロープ遊びなしだから、

プーちゃんつまらないだろうな。

窓辺の日光浴ができないから、

ふてくされてるだろうな。

よしよししてもらえないから、

いじけてるだろうな。

おやつをもらえないから、

ブチギレしてるだろうな。

 

プーちゃんと分かれての旅の間でも

プーちゃんのごはんの時間だなあとか、

プーちゃん臭を嗅ぎたいなとか、

プーちゃんの顔が浮かんでしまいます。

完全なプーちゃんシックです。

 

旅行が終わりに近づくとたいてい

もう帰るのかーあーあー…と、

ガッカリするものですが、

今回はいよいよプーちゃんに会える!という

一大フィナーレとなります。

 

さて、ワクワクと浮かれ気分で

プーちゃんを迎えに行くと、

獣医さんがプーちゃんの様子を話してくれました。

「ご飯はよく食べていましたよ〜」

ーまあ、それは心配していない。

 

「特に変わったことはなかったです〜」

ーそうかい。それはよかった。

 

「まあ、ずっと寝てましたよ〜」

ーそうきたか。

 

「では今連れてきますね」と言って別室へ。

そしてすぐに

プーちゃんを抱いて戻ってきましたが、

腕の中にはこんにゃくみたいになった

爆睡中のプーちゃんが。

 

プーちゃん、起きろや。

 

 

オバQ化

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プーちゃんは顔も身体もシワシワ。

別に体重が激減したとか激増したとか

そういう変化はないけれど、

年月と共に確実にシワが増えています。

 

もともとシワシワだったのが

さらにシワが増えるとどうなるかというと、

もうシワが身体の中におさまりきらず、

シワが溢れ出します。

意味わかりますか?

シワが身体の外まで伸びていきます。

シワがビヨーンとたるんだ状態になっていきます。

 

プーちゃんが寝てたり座ってたりすると、

床にシワのスカートが広がり、

なんか不思議なシルエットに。

まるでオバQみたい。

このシワがすごいツボで

指で摘んで持ち上げたくなります。

 

歳をとるといろいろな変化がありますが、

まさかオバQ化するとは思わなかった。

 

 

 →プーちゃんの増えるシワのお話

 

 

ドキドキなメリメリ

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プーちゃんが座るときは

いつもどこかに寄りかかっています。

きっと寄りかかると楽なんでしょう。

おじいちゃんですからね。

 

でもプーちゃんがドンと座っていると

邪魔だったり、通れなかったり

色々と支障が出るお話はしてきました。

 

そしてついに緊張する場所を見つけました。

 

プーちゃんは窓ガラスに寄りかかるように、

ごく自然に網戸に寄りかかっているのですが、

プーちゃんの背中の形に

網戸がまあるくたわんでいます。

メリメリっと音をたてながら。

 

見ているだけでドキドキします。

ハラハラします。

次の瞬間、網戸が外れ、

プーちゃんは背中から

ひっくりかえるのではないかと。

ドリフのコントのように。

プーちゃんならそのくらいのことを

やらかしかねないキャラですから。

 

しかし昭和なら外れていたのでしょうが、

今は外れないのです。

トステムさんの優秀な外れ止め技術によって、

プーちゃんは支えられています。

 

トステムさんありがとう。

 

 

 →プーちゃんの邪魔行為のお話はこれ。

 

 

悪魔の再来

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お風呂場の掃除をしておこうと思って立ち上がると、

プーちゃんが洗面所からトボトボ歩いてきます。

何もくわえていないので今日の収穫はゼロ。

もう洗濯終わっているもんね。

残念だね、プーちゃん。

 

プーちゃんと廊下ですれ違い

私はそのまま洗面所へ。

Gパンの裾をめくり、腕をまくり、

スタンバイ完了。

さっさと終わらせて

がっかりしてたプーちゃんと遊ぼうと思い、

高速お掃除モード選択でやる気満タン。

 

お風呂場でも足が濡れないバスブーツへ足を入れると、

なぜかほかほか暖かい。

そして足がびしょ濡れ。

 

はて? なにか?

 

びしょ濡れになった靴下の匂いを嗅ぐと

プーちゃんのチッコの匂いです。

よく見るとバスブーツの中に

タプタプとプーちゃんのチッコが溜まっています。

なんともゴルゴ的な所業。

 

もう風呂掃除やる気ゼロ。

そしてプーちゃんとガチロープ遊びに予定変更。

 

今日は手加減なしだぜ。

 

 

→まだある悪魔の所業はこちら

 

 

→プーちゃん徘徊のわけはこちら

 

極上ベルベット

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家族で友人の結婚式に参列することになり、

娘にフォーマルなワンピースを買いました。

ブラックのベルベット素材がとてもシックなのですが、

赤いイチゴ模様がグッとキュートに演出します。

 

ああ、かわいい。

この黒と赤のコントラスト。

そしてこのしっとりなめらかな質感。

触っていると止まらない。

 

なんとかわいいワンピースに出会ってしまったのでしょう。

この幸運に心から感謝しながら

ワンピースを手にニヤニヤします。

 

プーちゃんがブヒブヒしながらやってきたので

ちょっと自慢しちゃいます。

「ねえねえ聞いて、このワンピースかわいいの。

肌触りサイコーだよ」

 

プーちゃんはにっこり笑いながら横に座ります。

プーちゃんにもこの良さが伝わったのね。

いいコだね〜とプーちゃん撫でたら、

プーちゃんの耳がベルベットと同じ質感!

 

いや、プーちゃんの方がなめらかさ最上級!!!

 

パグの闇の秘密

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パグは〝鼻ぺちゃ〟という

とても味のある顔の持ち主です。

そして顔じゅうシワだらけです。

プーちゃんは顔も体もシッワシワです。

 

プーちゃんの鼻の上のシワは厚く重いので、

鼻の上にシワが乗っかっています。

だから鼻はシワに埋もれ

海抜ゼロメートル地帯になっています。

 

そしてパグの鼻の上のシワを指で押し上げると

秘密の溝が現れます。

溝は深く漆黒の闇。

ここは毎日濡れタオルでよく拭いてあげないと

汚れが蓄積し

とんでもない匂いを発生させます。

 

朝から家族全員でお出かけなんかして

海鮮丼食べて、干物買って、道の駅寄って、

みんなクタクタで帰宅した日、

プーちゃんも疲れて目がショボショボ。

ご飯食べてさっさと寝てしまいます。

 

その夜にいびきをかいて寝ている

プーちゃんがやけに香ばしく、

もしやと思って鼻のシワをのぞいてみると、

ネチャーっとパグ酵母が発酵し、

素敵な香りを発しているではありませんか。

お出かけ帰りにバタバタして、

シワを拭いてあげるのを忘れたもようです。

 

特に夏は1日で発酵が完成するので、

シワのお手入れだけは忘れてはならぬと

肝に銘じるべし。

 

よろしくブヒ。

 

 

→香ばしいプーちゃんの話

 

 

ひんやり壁

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パグは暑がりで寒がりという

ちょっとやっかいな特徴があります。

夏でも冷やせば良いというわけではなく、

エアコンでキンキンに冷えている

動物病院の待合室では

寒くて膝の上に乗っかってきます。

そして2人でガチガチ震えたりします。

 

だから冷えた空気よりも

触るとひんやりするものが好きなようです。

 

まずは床。

夏はひんやりするフローリングの床に

ペタッとお腹をつけて寝ています。

 

あとは玄関の土間。

タイルもひんやりするのでしょう。

リビングにいない時はたいていここです。

 

最後は冷蔵庫。

これは床ではなく壁なのですが

寄りかかってぺったりくっついています。

きっとひんやりして気持ちいいハズ。

 

夏の風物詩といえる微笑ましい光景ですが、

ただこれだけは迷惑行為なのです。

野菜室があけられなくなるのです。

 

できればプーちゃんが涼みながら

野菜室のレタスを取りたい。

そんな画期的な高床式冷蔵庫が欲しい。

 

 

 

パグ星人

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娘が保育園に行くようになってから

保育園で作った物や

遊び終わった小物などを

持ち帰るようになりました。

 

保育園の先生に作ってもらった

触覚のようなカチューシャはお気に入りで、

家に持ち帰った後もずっと離しません。

もうノリノリで。

つけたり外したり、つけて踊ったり、

お腹につけたり、投げたり、腕を通したり、

プーちゃんにつけたり。

 

んんんーっっっっっ!

ビンゴ!

なんなの、この違和感のなさ。

誰をも頷かせるしっくりくる感じ。

 

今までさんざん自分につけて踊っていた娘が、

あっさりとカチューシャをプーちゃんに譲ります。

我が家の適材適所をきちんと理解しています。

 

プーちゃんはカチューシャをつけたまま

真顔でトコトコ歩いてきたりするもんだから、

もうこれは事件。

笑いと震えが止まらない。

 

プーちゃんに

ひねるとバナナが出てくる蛇口あげたい。

 

 

→プーちゃんの最初の発見はこれ。

 

プーちゃん軍団

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台所で夕飯の支度をしていると

プーちゃんは足元にやってきます。

そしてそのままずっと足元にいます。

天からの恵みを待っているのです。

 

そんなプーちゃんを見つけた娘は

楽しいグッズ満載の荷車をガラガラと引いて

台所にやってきます。

そしてそこでケーキ屋さんを開店。

 

プーちゃんの周りにはドーナツの盛り合わせと

ハンバーグと牛乳が無造作に並びます。

太っ腹なケーキ屋はさらに店中のメニューを

ぜーんぶお客さんに提供し、

プーちゃんはひとつひとつをブヒブヒと確認。

プーちゃんはお客さん役をやっています。

 

とても楽しそうなのはよいことですが、

台所は満員御礼!

動くことが難しくなっていきます。

冷蔵庫の野菜室が開けられなくなります。

 

掃除をしていると

プーちゃんはよく邪魔をしますが、

夕飯時の台所では

プーちゃん軍団になって邪魔をします。

 

この軍団、日に日に仲間が増えていきます。

 

 

→台所で幸運を待つプーちゃんの話

 

ジャマーマン

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パグは一年中毛がぬけます。

本当にすごいぬけるのに最初は驚きますが、

すぐに慣れます。

 

少しすると家の中の人の動きや風の流れで

パグ毛の吹き溜まりができる場所を発見します。

我が家の玄関の土間は

パグ毛の吹き溜まりとなっています。

だから玄関はまめに掃き掃除をしないと、

プーちゃん色の塊が

どんどん成長してゆきます。

 

そこで朝、玄関扉を開け、

靴を外に並べ、ほうきで一掃!

…させたいところですが、

プーちゃんも必ずてけてけとやって来て、

鼻をブヒブヒ鳴らしながら

その場に座ってくつろぎ始めます。

しまいにはゴロンと横になったりして。

 

もうね、本当にね、これ、わざとやってる。

ほうきでこの大きな塊をつんつんしても、

絶対にどかない。

 

どいてー!

 

→プーちゃんがいつも邪魔をするお話

kamupug.hatenablog.com

 

 

【パグのパグによるパグのための在宅生活】

GWは家にいるブヒ

ずっとおれと遊ぶんだブヒ

ずっとおれの世話をするんだブヒヒ

 

〜三代目パグ ピータンの1日〜

▶︎朝

起きた時間が起きる時間だブヒ

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すぐにトイレしてごはんだブヒ

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目が乾いちゃうブヒ

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ブラシして耳掃除ブヒ

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日向ぼっこでブヒブヒ

 

▶︎昼 

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おれと遊ブヒ

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そして寝るブヒ

 

▶︎夕方 

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そして散歩とごはんだブヒ

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疲れて寝るブヒ

 

▶︎夜

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映画を観ながら戯れるブヒ

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今日も1日楽しかったブヒ

おやすみブヒ

 

 

滝行トイレ

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台風で大荒れの日は散歩はお休みします。

でもプーちゃん、トイレは外派。

さすがに我慢できなくなると

トイレシートにチッコをしますが、

ウンチはどうしても外じゃないと。

 

雨が少し小降りになったら

お庭に出して済ませようと思って、

窓の外の空を何度も何度も確認します。

 

数時間過ぎた頃、

風はゴウゴウと吹いてますが

雨はピタリと止んでいます。

 

今だ!

 

プーちゃんを連れて外に出ると

庭には大きな水たまりが。

その横を避けながらプーちゃんは進み、

植木鉢の横でクルクル回転。

よし。出るぞ、出るぞ〜!

 

ところが再び滝のような雨が降り出します。

まさに今出てきている最中なので、

逃げるに逃げられないまま滝行トイレに。

せめてプーちゃんだけは守ろうと

私はプーちゃんの傘になりますが、

風があるので意味がありません。

たった数分のトイレタイムで

2人ともずぶ濡れになってしまいました。

 

用が済むとプーちゃんはあわてて部屋に走り、

びしょ濡れのままソファの上へ。

そこで思い切りブルブルと身体をふるわせ、

顔をソファでゴシゴシふいて、

ぱあああっとはじける笑顔で

こちらをふりかえります。

芋くれい。

 

悪いけど今はそんな気分になれないな💢

 

 

消えたプーちゃん

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リビングの掃除を済ませて窓を閉め

エアコンのスイッチをポチ。

次は2階の部屋を掃除しに上へ。

もうこれだけで汗だくになります。

 

リビングに戻ると早速エアコンの

素晴らしい仕事ぶりに感動します。

どんびえ〜。

 

ということは

きっとプーちゃんも熟睡してる…ころ…

あれ? プーちゃんは? どこ?

 

いつもプーちゃんが寝ているソファの上に

プーちゃんの姿はありませんが、

隅にクッションが妙な形で並んでいます。

中をのぞくとなんと!プーちゃんが寝てます。

どうやってこんな上手に巣作りできたのでしょう。

 

上手に隠れて寝てるなあと

ちょっと感心して眺めていると、

プーちゃんはゴロンと寝返り

クッションがパタンと倒れ、

中からヘソ天プーちゃんが現れました。

 

いつもの風景に戻りました。

 

 

またある日は

少し高いところに避難するプーちゃん

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→プーちゃん、落城するお話