元保護犬パグのやり直し人(犬)生

何事も全力パグの日常スケッチ

極楽留守番2

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さて。

買い物して帰ってきました。

 

駐車場に車を止めます。

この時点でプーちゃんは車の音に気付いて、

リビングのカーテンをめくって顔を出し

窓からバウバウ吠えるはず…。

あれ? 今日は静かです。

 

大きな買い物袋をかついで

急いで玄関扉の鍵を開けます。

カチャッ。

プーちゃんは鍵の音に飛び起き、

玄関に向かってドタドタ走ってくるはず…。

あれ? 今日は走ってきません。

 

玄関に買い物袋をドサっと置いて

「プーちゃーん! ただいまー!」と、大きな声で呼ぶと

プーちゃんは飛んでくるはず…。

あれ? どうした? 来ないな。

 

リビングの扉を開けるとすぐ裏にいるかも…。

ガラガラッ。

いません。

お迎えなしです。

 

プーちゃんはソファで爆睡中。

しかもかなり完成度の高いスタイルで。

 

この寝顔まだしばらく見ていたいから、

プーちゃんを起こさないように

忍び足で部屋に入ります。

 

 

→プーちゃんのステキな寝顔のお話

 

極楽留守番

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夏のお出かけはパグにとっては命がけ。

熱いアスファルトを歩くのは危険!

サウナのような車に乗るのは恐怖!

本当はプーちゃんも一緒に

お出かけしたいのですが、

この時期だけは

留守番という選択肢しかありません。

 

プーちゃんは一緒に行きたくて

キュルルンとした目でアピールしながら

玄関まで追いかけてきます。

 

だめだ、プーちゃん、だめなんだ。

ごめんだけど留守番ね。

 

ピシャリとドアを閉め、その場で10数えます。

いつもならプーちゃんはドアの裏側に

しばらく座っています。

さて、プーちゃんどうしたでしょう?

 

そおーっとドアを開けて覗くと、

プーちゃんはさっさと

ベッドに向かって歩いています。

足取りに迷いや絶望はなく

ウキウキ感が漂います。

そしてドスンと横たわり

大きくブフーンと息をして、

眠りのカウントダウン態勢に。

エアコンの効いた誰にも邪魔されない

極楽快適空間をついに手にします。

 

プーちゃん、

あきらめが早いのはこういうことか。

 

 

→プーちゃんの切ないお見送りの話

 

 

プール

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ビニールプールを買ってきました。

早速プールをふくらまし

ホースを伸ばして水を勢いよく流し入れ

あひるさんとヨットを浮かべて完成!

もちろん水鉄砲もぬかりありません。

 

プーちゃんは早速プールの調査にやってきて

プールの周りをブヒブヒしてから

容赦なくおチッコをドバドバとひっかけます。

真新しいものは全ておれのものにします。

 

ところで、

プーちゃんは泳ぐのだろうか?

プーちゃんは水遊びは好きだろうか?

シャンプーは嫌がらないところを見ると

水遊びは好きそう。

でもプーちゃんが優雅に泳ぐ姿は

全く想像できません。

 

みんながプールでジャブジャブしてると、

プーちゃんは周りでウロウロ。

プールから飛んでくる水しぶきを浴びて、

おれも!おれも!と

テンションが上がってきている様子です。

これは水遊びが好きに違いない!

 

でも、プーちゃんに霧のシャワーを浴びせると

たちまちムウッと困った顔に変身。

身体をぶるるるっと震わせて水を飛ばし、

スタコラと逃げて行きました。

 

そしてプールから離れた壁際によりかかり

濡れた身体を乾かします。

もうプールには近付きません。

 

おれはプールきらい。

 

 

→プーちゃんの好きな遊びは?のお話

 

ドスンカキカキ

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私がソファに座っていると

プーちゃんがドスンと寄りかかってきます。

そしてこちらをチラッと見て

ブフーンと大きく息をします。

 

いつもぴったりくっついてきて

プーちゃんは甘えんぼ。

そういう時は指紋がなくなるほど

よしよしと撫でてあげます。

プーちゃんはブーブーと鼻を鳴らし

目を細めます。

 

でも、ちょっと違うパターンもあります。

プーちゃんはドスンと寄りかかってきて、

背中を丸めて後脚で顎をカキカキし始めます。

こちらをチラリとも見ません。

私はちょうどそばにあった壁のようです。

 

確かにプーちゃんがカキカキする時は

壁やソファにも寄りかかっています。

寄りかからないと脚が届かないようです。

以前はそんなことなかったのですが、

プーちゃんなりに研究を重ねた上

寄りかかる術を習得したのですね。

 

プーちゃんがカキカキする時は

しっかり背中を支えてあげ、

カキカキが終わるまで動かず騒がず

じっと待ってやるのがマナーです。

 

もしこの瞬間に電話がなっても出ないからね。

プーちゃんファースト。

 

 

→カキカキするとそこは抜け毛地獄

 

 

アイツの正体

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プーちゃんは毎日必ず洗面所に調査に出かけ、

満足するとリビングに帰ってきます。

たまに洗面所にある洗濯物の中から、

香ばしい獲物をゲットする日もあります。

ゲットした時は必ずダッシュで帰るので、

足音ですぐにバレます。

 

リビングで洗濯物をたたんでいると、

プーちゃんの吠える声がします。

洗面所からです。

こういう時は何か事件が起きているハズなので、

現場に急行します。

 

するとプーちゃんはひとり洗面所で

洗濯機に向かって吠えています。

ただ一点を見つめながら。

激しく。

プーちゃんの緊張のオーラが伝わってきます。

 

なに?

なになになに?

何にもないんですけど?

 

何でしょう。

もしかして…

プーちゃんにしか見えないっていうアイツか。

洗濯機の影に隠れた黒く光るアイツか。

 

アイツの正体はわからないまま

プーちゃんはただ吠えるだけ…。

 

助けて!

プーちゃん!

 

 

→プーちゃんの宝探しの話

 

へびベビー

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プーちゃんの朝のお散歩は

涼しいうちに出陣します。

夏の早朝は本当に清々しくて、

プーちゃんもやる気まんまん。

 

近くの小さな森の横を通ると、

よりいっそうの爽快感!

森のシャワーを浴びながら、

雑念を洗い流してゆきます。

プーちゃんの頭の中は芋とか芋とか芋とか、

雑念だらけでしょうけど。

 

そして突然、スペシャルゲストさんの登場。

道路にいたのは横断中のへびベビー。

くねくねしながら進んでいます。

小さいながらもへび独特の動きを見せ

これがけっこうかわいい。

 

プーちゃんは躊躇なく近寄っていき

ブヒブヒ調査を開始します。

ちょっと距離をとりながら

しばしみんなでへびベビーを観察します。

 

くねくねする動きが予測不能

そして意外と速い。

この模様はきっと青大将…

 

ブッシャー‼︎

お約束のしぶき出た!

 

へびさんいきなりこちらに向かってきたので、

プーちゃんをかついであわてて退散。

すぐにちりとりとほうきを持ってきて、

ヘビさんを森に帰しました。

 

へびの神、鎮まりたまえー。

 

 

 →プーちゃんの生き物観察会の話

  

家庭内交通事故

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台所でお水を飲んできたプーちゃんが、

勢いよくダイニングテーブル方面に直進します。

 

リビングから手押し車をカタカタとならしながら

娘はダイニングテーブル方面に直進します。

 

お互いに相手の存在に気づかず

そのまま突き進み

交差点で衝突してしまいます。

バンって鈍い音がして、

2人の動きが止まります。

 

でもプーちゃんはぶつかったにもかかわらず

なにくわぬ顔をしてスルリと通り過ぎて行き、

ソファの上でくつろぎモード。

 

大丈夫?プーちゃん。

ぶつかったの痛くないんかい?

プーちゃんのボディは超合金かい?

 

プーちゃんの背中をなでているところに

手押し車がカタカタとやってくると、

すごい勢いで手押し車に向かって吠えはじめました。

 

プーちゃん、根に持つタイプかも。

 

 

イクパグの笑顔

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台所で昼ごはんを作っていると

2人の姿が消えています。

あれ?

どこ行った?

 

するとプーちゃんがバウバウ吠えるのが

玄関から聞こえてきます。

これはまたまた事件の知らせ!

今日は何をやらかしたのか!

 

玄関に急行すると

娘が土間に見事に落ちています。

これは高速ハイハイで

ブレーキが効かなかったパターンでしょう。

 

プーちゃんは逆さまになってる娘を

近くで見守りながら

吠えて助けを呼んでいたのです。

当の娘はあまりにもびっくりしたあまり、

泣くのも忘れていたようです。

こういう場合、安心が確認された瞬間に

泣き出したりします。

 

イクパグは今日も任務をこなし

さわやかな笑顔で現場を去っていきます。

うんうん、えらいねプーちゃん。

 

そして芋倉庫前で

こちらを見ながら待っています。

「芋くれい」

 

 

真夏の夜の牛歩

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夏のムシムシと暑い日は

とてもつらーい散歩となります。

年々暑さが増してきているので、

暑さに弱いパグ飼いとしては

いろいろと心配がつきまといます。

プーちゃんのガハガハ音を

しっかり聞いてあげないといけません。

 

夕方の気温がなかなか下がらないので

散歩へ出る時間は少しずつ遅くなり、

そして安全装備として、

プーちゃんの水筒に水を満タンにして出陣。

 

玄関を勢いよく飛び出してから一転、

外気のムワ〜感に早くもガハガハし始めます。

ささ、では早速最初の給水といたしましょう。

プーちゃんに水を差し出すと

ペシャペシャと水を撒き散らしながら

豪快に飲んでいます。

 

満足すると再び歩き始めますが、

ガハガハ音がさらに大きくなります。

さっきの足りなかったかな?

ささ、では2回目の給水。

ペシャペシャ。

 

口からピタピタと水を垂らしながら

さらに前進してゆきます。

でも数メートル歩いてから足を止め、

くるりと振り返り、

アイコンタクトで「水!」と訴えてきます。

 

ささ、ではもう一度給水を。

 

ってこんな調子で全然進まん。

 

 

↓プーちゃんの給水ボトルはこれ。

折りたためて水漏れなしだブヒ

 

 

未知なる物体

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なんだ?

これ、なんだ?

へんな動きでこっちくる。

におい?

へんなにおーい。

鼻がつぶれそう。

あ、それはもとからか。

 

怖いものなしのプーちゃんが

フーセンを前にして固まっています。

普段ならなんでもブヒブヒ確認作業をして

食べられるor食べられないに

判別するのですが、

なぜかフーセンと距離をおいて

ブヒブヒしません。

 

プーちゃんはフーセンが怖いみたいです。

もしかして初めて見るのかもしれません。

目を細めて

ものすごいブサイクな険しい顔をして

じりじりとあとずさりしてます。

プーちゃんのこんな緊張した姿を

初めて見たかもしれません。

 

でもプーちゃんはこんな緊迫した中で

ブッシャーとしぶいてしまい、

しぶきで濡れたフーセンは

ふわーっとプーちゃんから遠ざかっていきます。

 

プーちゃんらしい攻撃で敵をやつける

牧歌的な戦いシーンを見た。

 

 

→怖いものなしのプーちゃんの話

 

 

【プーちゃん200匹記念】

いつもプーちゃんのブログを読みにきてくださりありがとうございます。

 

プーちゃん200匹描きました。

本日は200匹記念!

 

こんなにもプーちゃんを描き続けられたのは、

皆様の温かい応援のおかげです。

たくさんのスター、楽しいコメントをありがとうございます。いつも笑わせてもらっています(^^)

 

これからもプーちゃんの全力脱力生活をお楽しみください。

 

本日は

ただいま世の中がこんな状況なので、

お家でパグをひざにのせて、

ビールと極上千葉産落花生で晩酌します。

 

 

今日のプーちゃんは、

最近、これが頭の中からはなれなくて困ってるっていうあれ。

パグはバッハのかつらが似合うんじゃないか疑惑。

 

 

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描いたら疑惑が確信に変わった。

 

 

→パグはかぶりものが似合うんじゃないかという疑惑

 

違うスイッチ

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「さて、散歩に行こうか」

プーちゃんに声をかけますが、

ふいっと目をそらします。

 

「プーちゃん、散歩行くよ」

プーちゃんはこちらをガン見しますが、

目で「は?」「で?」「だから?」

というメッセージを次々と送信してきます。

 

そういうときはハーネスとリードを装着して、

散歩スイッチを入れます。

チラッと手の中の芋の匂いを発射。

 

プーちゃんはむくっと立ち上がり、

大音量でブヒブヒ音をあげ、

やる気マックススイッチオン!

 

自分のリードをガジガジして

ブンブン振り回します。

ガウガウいいながら興奮してきます。

ロープ遊びのように引っ張ると

余計にかじりついて離れません。

違うスイッチが入っちゃいました。

 

それでもプーちゃんは楽しそうに

リードを引っ張ってはしゃいでいますが、

プーちゃんのお遊びタイマーが切れると、

急に動きが止まり、

リードをポトンしてしまいます。

 

あとは何もなかったかのように

トボトボ歩いてベッドへ行き、あくびして、

丸くなって、眠りに入ります。

 

プーちゃん、散歩がまだですが?

 

 

→プーちゃんのやる気スイッチオンとオフ


 

 

闇ルート

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サンドイッチ用のパンにいちごジャムを塗り、

くるくる丸めて棒状にしてから3等分。

子供が手に持って食べやすい

簡単ロールサンドになります。

 

手に持って食べられるということで

俄然食いつきも良くなり、

機嫌も良くなりいいこと尽くし。

合間に野菜ジュースでブクブクされても

笑顔でいられます。

 

とはいえ食事の後の服はべっとり。

ここで必ず全部替えという儀式に入ります。

 

プーちゃんはいつも

着替えた服の匂いを嗅ぎにやってくるのですが、

なぜか窓の前で背中を向けて座っています。

もう嫌な予感しかしません。

 

プーちゃん!と呼ぶと

さわやかな笑顔で振り返りますが、

口の周りがすでに事件の匂い。

 

プーちゃんはいつのまに

サンドイッチを食べたのか。

床に落とさないように見張っていたのに。

残りの数も数えていたのに。

 

もしかして娘とプーちゃんの間に

闇ルートがあるのかもしれない。

 

 

→またまたとぼけるプーちゃんのお話

 

落城

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娘はあっさりと二足歩行をはじめ

かつてない高度からの眺めに

びっくりしてる猿のような顔をして、

ホーホーと声を出しています。

まだヨロヨロしながらも一歩一歩進む足取りは

日に日に力強くなっていきます。

 

きょろきょろとあたりを見渡すと、

ソファのすみには

すっかり解凍されたプーちゃんが

いびきをかいて寝ています。

 

ピコン

ロックオン カンリョウシマシタ

 

ソファに近づきプーちゃんを確認すると、

なんとよじ登り始めます。

背伸びして、手で押して、

よいしょよいしょしているうちに、

ソファの上に登ってしまいました。

 

プーちゃんの横にドスンと座って、

プーちゃんの上にゴロンと横になります。

 

ブゴって大きく鼻を鳴らして

プーちゃんは飛び起きますが、

寝ぼけてことの次第をよくのみこめず

なんだかオロオロ。

 

プーちゃん、落城です。

明日からどうしようか。

 

 

→溶けるプーちゃんのお話