プーちゃんを洗う日は
こっそり、それと悟られぬよう、
朝から準備を進めます。
プーちゃんを洗面所に連れていき首輪をとると
急に目に力がなくなります。
脱力し、うなだれ、
ニヒルな笑いを浮かべます。
お尻から静かにシャワーで濡らしてゆき、
背中にシャンプーをタラーン。
一気にゴシゴシして泡だてます。
シャンプーしながらウキウキはしていません。
かといって大暴れするわけでもありません。
縦長のむうっとした顔で
ただひたすら耐えています。
次第にプーちゃんの体から黒く濁った汚れが
ダラダラと流れ出します。
犬の身体って見た目以上に汚れています。
だからプーちゃんのシャンプーは
1ヶ月ごとと決めています。
タオルドライを終え風呂場から解放されると、
一目散に逃げ去り部屋を走り回ります。
この時だけ機敏なパグになります。
最後はソファに飛び乗って満面の笑みに。
その後は暖かい窓辺のクッションに移動し、
ペロペロと足をなめ始めます。
満足した頃にはゴロンと大胆に寝そべって、
ようやくスッキリさっぱりを実感しての
ヘソ天爆睡体勢へと入ります。
眠りが深いせいか
シャンプーした日はいびきが5割り増し!
→シャンプーの後には地獄の爪切りが待っている。