元保護犬パグのやり直し人(犬)生

何事も全力パグの日常スケッチ

石頭

f:id:kamupug:20200110152819j:plain

料理中、プーちゃんは足元にやってきます。

美味しいものが落ちてくるのを待っているのです。

そんなことは滅多にないので

たいてい何ももらえないのですが、

可能性が0でなければ待ちます。

 

ただ待っているのも退屈なので、

脚をペロペロしたりして、

そのうちゴロンと横になってくつろぎ始めます。

ひどい時はグウグウいびきをかき始めることもあります。

邪魔でなければそのまま夢を見ててもらい、

私は料理を続けます。

 

プーちゃんがぐっすり寝ているときに

上の引き出しを開けてお皿を出していると、

プーちゃんがいきなり飛び起き立ち上がりました。

バンッと大きな音がして引き出しが大きく揺れました。

すぐに横からひょっこり顔を出し、

ニンマリした顔でブヒブヒと鼻を鳴らしています。

 

プーちゃんごめん、頭、大丈夫?

全然痛そうにはしてないけど…

その瞬間に電子レンジがチーンとなって、

さつまいもの加熱が終わりました。

 

芋に反応して飛び起きたのか。

寝てても芋センサー作動してるんだね。

電子レンジより早く出来上がりを知らせる

石頭ちゃん。

 

 →プーちゃんが台所にくるわけとは。

 

通行止め

f:id:kamupug:20200109170452j:plain

ポカポカ陽気の春は

窓辺よりも外の空気が気持ちいいことを

プーちゃんはよく知っています。

勢いよく庭に飛び出して、

散策したりチッコしてから日向ぼっこです。

 

窓辺の丸いクッションを窓の外に出して、

横にお水も置いておきます。

しばらくするとクッションの上で爆睡します。

私が庭に出たり入ったりしていても、

プーちゃんは庭で静かに過ごしています。

いきなり脱走…なんてことはありません。

 

さて。植木に水をやろうかな。

プーちゃん起きてたらブラッシングもしよう。

ブラシを持って玄関から出ようとすると、

扉が開きません。もちろん鍵は開いてます。

何かがひっかかっているようです。

仕方ないのでリビングの窓から出てみると、

扉の裏にプーちゃんがぼけっと座ってます。

 

扉に押された程度ではプーちゃんどきません。

なにせ不動王ですから。

それよりコックリコックリと

今にもおちそうです。

 

プーちゃんはいろんなところで

パグ座りでくつろぎます。

ただ、玄関扉の外と冷蔵庫の前は困ります。

こんな風に突然通行止めが発生しますが、

コックリしてるプーちゃんが

この後どうおちていくかが見どころなので、

ニヤニヤしながら見守ります。

 

→プーちゃん冷蔵庫前にも陣取ります。

 

俺の?

f:id:kamupug:20200106143840j:plain

私のお腹が大きくなってきて、

新しい家族のための準備を

本格的に始めました。

ベビーベッドを設置し、ベビー服を揃え、

退院の際は車で帰ってきますから

チャイルドシートも買いました。

 

家の中にいろんなベビーグッズが増えるたび、

プーちゃんが念入りにブヒブヒ調査をします。

食べられるか?

自分が入れるか?

入れなくても入ろうとしてたりして、

自分のものにしようとしている様です。

 

チャイルドシート

プーちゃんには小さいですが、

中をのぞいて果敢に入ろうとします。

こちらをチラッと見ながら

俺の?

なーんて確認しています。

 

今までは何でもプーちゃんのものでしたが、

これからはそうでもありません。

プーちゃんがお兄ちゃんになる様な

そんな瞬間なのでしょうか。

 

頼むよ。お兄ちゃん。

 

ローリング

f:id:kamupug:20200105122912j:plain

だいぶ昼が長くなってきたなと感じる春先は

1年の中で最も好きな季節です。

とてもウキウキします。

プーちゃんもポカポカ陽気と干し芋効果で

てけてけと軽快に歩きます。

 

プーちゃんの散歩スタイルは

大きく分けて3パターン。

ただひたすらテンション低い真冬の牛歩と、

蝉を見つけてはひたすら観察し続ける真夏の観察会と、

春や秋の心地よい季節の軽快てけてけ散歩。

 

中でも軽快散歩で調子に乗ってくると

さらにペースアップして小走りします。

するとプーちゃんはなぜか右へ左へと

クネクネ曲がって走ります。

その動きはアジリティー競技会で活躍する

ボーダーコリーちゃんの姿を彷彿とさせます。

 

ただ残念なのはプーちゃんの場合は

我が道をゆくローリングスタイルなので

何も避けていません。

ただ自由に進みます。

だから私の足にぶつかるし

標識に挟まるし

リードは絡まるし…

必ず事故ります。

 

プーちゃんが調子に乗ってローリングを始めたら、

リードを長く持って少し距離をおき、

障害物をどかして進みます。

 

ホントにとことんマイペース。

 

おじいちゃん桜

f:id:kamupug:20200106131833j:plain

プーちゃんの散歩コースには古い桜の木があります。

プーちゃんと同じ様にお年を召した

かなりの老木だろうと思うのですが、

毎年春になると見事なまでのたくさんの花を咲かせます。

 

プーちゃんと一緒に散歩が日課となってから、

季節をよく感じる様になりました。

そして近所で見つけた花の名所や

夕日の綺麗な階段の上とかで、

花や景色を楽しみながら散歩をしています。

 

おじいちゃん桜は見事な花を咲かせてから

また見事な散り方を見せてくれます。

散り始めてから数日後のピーク時には

ハラハラと雪が舞っている様です。

 

足を止めて散っていく花びらを見ながら、

今年もおじいちゃん桜に

「ありがとう」と感謝していると、

横でプーちゃんは

目の前にチラチラと現れる花びらを

何と勘違いしたのか、

バッと飛びかかって

ひとりもぐもぐするのでした。

 

花より団子じゃなくて、花も団子ってことか。

 

魔界の扉

f:id:kamupug:20191230210628j:plain

広い広いドッグランで

姫と楽しそうに戯れながら

プーちゃんが走り回っています。

ワンワンーついてこいよ!

ワンワンー待って〜!

先を走るプーちゃんが姫を振り返ります。

ワンワンーあははは

ワンワンーあははは

プーちゃん、カッコいい…

 

きっとプーちゃんは幸せを感じながら

こんな夢をみているのでしょう。

 

でも実際は…

オウッ オウッ オウッと

猿の鳴き声のような声をあげ、

身体をゆさゆさ揺らしながら脚はピクピク。

そして血走った白目をくるくる動かしています。

 

もはや魔界との結界が破られたようだ。

 

 →プーちゃんの熟睡話はこちら

 

謹賀新年

あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお付き合いください。

 

新年最初は妖怪写真の作り方!

f:id:kamupug:20191230210816j:plain

f:id:kamupug:20191230210830j:plain

f:id:kamupug:20191230210845j:plain

f:id:kamupug:20191230210926j:plain

妖怪写真を量産してる。

 

 →プーちゃんが妖怪になるお話はこちら

 

アイコンタクト

f:id:kamupug:20191230210352j:plain

どうもプーちゃんの散歩のテンションが

低すぎて困る!ってことで…

馬にニンジン、パグにイモ!

露骨にエサでつってみよう。

 

我が家で大量生産した干し芋ひとかけらを

ローギアパグにチラリと見せます。

声をかけてちょっと早歩きをして

付いて来れたら干し芋をあげます。

どんな化学反応が起きるでしょう。

 

散歩中に芋をもらえるなんて

プーちゃんにとっては意表を突いた幸せ。

地面に低く構え、

誰からも芋を奪われないように

大慌てで飲み込みます。

食べ終わってもう口の中には

何もないはずなのに、

しばらくもぐもぐ噛んでいます。

余韻を楽しんでいるのか。

エア干し芋ごっこか。

そもそも飲んでから噛むのおかしいよね。

 

そして再び声をかけてから早歩きを始めると、

プーちゃんは目をまん丸にして俄然やる気。

早歩きの私の前を進んでいきます。

蒸気をあげて走る機関車のようです。

 

やはり一度あった幸せの再来を期待して、

私を振り返り、振り返り、また振り返り、

芋?

芋?

芋?

しつこく芋ビームをおくってきます。

 

決して長くはない散歩コースで、

何度も何度もアイコンタクトをとる

この本気感が素晴らしいとしみじみ思う。

 

∪・ω・∪

皆さま、よいお年をお迎えください。

 

 

→プーちゃんの大好きはな干し芋の話はこちら

 

保護犬です

f:id:kamupug:20191222141430j:plain

散歩中はいろいろな人とすれ違います。

中でもパグが好きでとか

パグを昔飼っててとか

パグに興味のある人は声をかけてくれます。

うれしいことです。

プーちゃんは知らない人でも

静かになでてもらっています。

 

プーちゃんと歩いているとよく

何歳?って聞かれます。

本当の歳はわからないので、

その度に保護犬であること、

推定おじさんであること、

我が家に来て1年経ったこと、

全てお話ししています。

 

保護犬の存在はだいぶ

知られてきているとは思いますが、

まだ誤解もある印象です。

ですからプーちゃんが元保護犬さんと知って、

保護犬でもこんなに懐くのねとか、

散歩もできるのねとか、

こんなに落ち着いてるのねとか、

見て分かってもらうのが手っ取り早いと思っています。

偉そうなことを言ってますが、

そういう自分こそ

犬は新たな飼い主には決して懐かないと思っていましたから。

 

そうやってプーちゃんの話をして、

「プーちゃんは大人しくてお利口なのね」

なーんて言ってもらえると、

ブッフーンと大きな息をしてどや顔です。

“世界の中心が俺” の瞬間到来です。

 

姫と再会

f:id:kamupug:20191219130151j:plain

寒空の下、

プーちゃんは全くやる気がない散歩中

坂の上から歩いてくるワンコがいます。

白い毛をふわふわさせてちょこちょこ歩く姿。

もしや、姫では!

 

プーちゃんも風の中から姫の匂いを察知したのか

顔を上げて姫の方を見つめます。

そしていきなりやる気MAXモード。

姫に向かって突進。

こういう時だけすごい馬力を発揮して、

アスファルトガリガリ爪を削られていきます。

 

姫はどうやらサロン帰り。

リボンで前髪を束ねています。

さらにお美しいお姿です。

 

他のワンコには一切挨拶しないプーちゃんが

姫にはより丁寧な、よりしつこい挨拶をして

二人でグルグル回るのでリードが絡みます。

 

図々しくも正直に思うことは、

犬同士の相性がいいっていうのは

お互いが落ち着いた動きをして

平穏な空気に包まれるのだなあと。

姫もプーちゃんも穏やかな顔をしていて、

まさにベストカップルです。

 

他のどのワンコとも絡まないプーちゃんが

唯一穏やかな交流の時間を持てる姫と、

そう。よりによって高嶺の花の姫ですが、

これからも仲良く末長いお付き合いを…と

心から願うあまり、

姫の散歩時間や散歩コースなど

ねほりはほりーので質問攻めにしてしまいました。

 

→プーちゃんが一目で恋した姫の話はこちら

 

【食事中は閲覧注意】カチコチコロコロ

f:id:kamupug:20191225143038j:plain

ペットの健康管理は大事です。

きちんと寝れているか。

しっかり食べてるか。

ちゃんと出るもの出ているか。

毛並みや顔や耳の中など

毎日プーちゃんを観察します。

 

パグに限ってご飯を残すことはないでしょう。

もしプーちゃんがご飯を食べなかったら

即病院へ飛んでいきます。

 

これだけ食べているのですから

出すべきものは出したいところ。

プーちゃんはウンチは外派で、

朝夕の散歩の時に必ず済ませています。

 

あとはブツの状態なのですが、

プーちゃんはコロコロタイプで

丸いブツをポトンポトンと落とします。

たまにちょっと水分少なめの時があり、

ややカチコチなコロコロが落下する時があります。

 

このカチコチコロコロが厄介で

坂道だと転がっていきます。

プーちゃんがクウクウいってしゃがみ始めたら、

ゴールキーパーの様に腰を落とし、

右手にちり紙、左手にビニール袋で構えなければいけません。

 

1点も許さないために。

 

メリークリスマス

f:id:kamupug:20191224153656j:plain

机にご馳走が並ぶ日はテンションあがるパグ。

 

よいクリスマスを。

 

★パグサンタより4コマプーちゃん★

f:id:kamupug:20191225002334j:plain

f:id:kamupug:20191225002351j:plain

f:id:kamupug:20191225002407j:plain

f:id:kamupug:20191225002429j:plain

パグの冴えわたる臭覚と聴覚。

注)食べ物のみに発揮。

 

腹は見せぬ

f:id:kamupug:20191219115027j:plain

プーちゃんが熟睡すると

ベロンとだらしなくひっくりかえります。

見事なへそ天です。

人を脱力させるパワーがあります。

 

窓辺でもソファでもどこでも

睡眠が完成するとあの形になります。

でも、これ、あくまでもプーちゃんが自らひっくり返った姿です。

私が横に寝かせたわけではありません。

 

実はプーちゃん、普段は決して腹を見せません。

なでなでされてうっとり顔をしていても、

横に寝かせようと手で押した瞬間、

横に伸びていた顔がシュッと縦長になり、

厳しい目つきでにらんできます。

 

なにか?

 

ハイハイ。そうでしたそうでしたー。

横にされたくないのだよねー。

いつもヘソ天で寝てるくせに

人に寝かされるのは嫌なんだよねー。

えへへへへへー。

 

なんて話しかけながらご機嫌直した頃に

もう一度手で押してみると。

 

なにか?

 

顔が縦長になる。

 

占領

f:id:kamupug:20191220134809j:plain

リビングにはプーちゃんのベッドやクッションがあり、

時間帯で心地よい方を使い分けています。

ソファの上のコーナーはみんなを見渡せるので

とても気に入っている場所です。

料理を始めるとキッチンマットにもやってきます。

とにかくプーちゃんの場所は家中にいっぱいあるのです。

 

たまに暑くなってセーターをソファの上に脱ぎ捨てたりすると、

どこからともなくプーちゃんがやってきて、

ブヒブヒと匂いを嗅いで、

顔をグリグリとこすりつけ、

ドスンと座ります。

そしてそこで丸くなったりします。

 

プーちゃんのための場所はいっぱいあるのに

わざわざ洋服の上に乗りに来ます。

きっと暖かいのでしょう。

 

せっかく丸くなってるのだからと

しばらくそっとしておいてあげますが、

後でセーターを着たくなったときに困ります。

もう動きません。どきません。

無理やりどかすと絶望の極み顔になります。

 

返してもらっただけなのに

なんか申し訳ない気持ちでいっぱいになりつつ、

今度はプーちゃんの温もりいっぱいのセーターを着ます。

はああ。あったかい。

 

ん?

ここ濡れてるけど、なんで?

 

窓の外から

f:id:kamupug:20191219104255j:plain

冬の晴れた日のプーちゃんの居場所は

南窓辺のクッションです。

太陽の陽がサンサンとそそぎこみ

我が家で一番暖かい場所です。

 

日の出とともに窓辺にやってきて

そこでぐうぐう寝るのが日課です。

気持ち良さそうにいびきをかいている

プーちゃんの姿を見ると幸せを感じます。

 

南側の窓は前の通りから見えるのでご近所さんから

「いつもプーちゃんぐっすり寝てるわね」

なんて言われます。

ご近所さんにもプーちゃんの寝顔で

少しでも笑っていただければと思っています。

 

今日は近くの図書館までひとっ走り。

寝ているプーちゃんを起こさずそおっと出かけ

小一時間ほどで戻ってきました。

通りから窓を見ると、なんだあれ?

深い眠りに落ちたプーちゃんのお尻が…

 

ご近所さん目線でプーちゃんのお昼寝完成形を見た!

笑いを通り越して涙出る‼︎

 

→窓辺でお昼寝のお話はこちら