春の散歩は本当に気持ちがいい。
木々の若葉が目に優しくそして眩しい。
きっとこの気持ちよさは
ボノも感じていると思われる。
だってノリノリになっているから。
足元のたんぽぽは大きく葉を伸ばし、
綿毛をふわふわとさせている。
これをよくプーちゃんは食べていたのだが、
ボノは全く調味はないようだ。
ボノはたんぽぽを素通りして、
その奥の茂みへと突っ込んで行く。
良い子のみんなはマネしないでね。
パグは目が大きく飛び出ていて
目を傷付けやすいからやめよう。
でもボノ隊長は止まらない。
ノリノリだから。
もう鼻歌歌ってるみたい。
それにパグって車高が低いから
みどりに埋もれちゃうんだよね。
そのうち背中も見えなくなって、
みどりの中から鼻歌だけ聴こえてくる。
→秋の散歩はお土産をもらえるってお話