プーちゃんとゆっくり散歩をしていると、
ご近所さんがよく声をかけてきます。
今日もひとり
プーちゃんを見つけてやって来ました。
以前、犬を飼っていたけれど
何年も前にお別れして以来、
犬を見ると触りたくなるおばさま。
とってもおしゃれで犬の扱いに慣れていて、
犬からも信用される人。
こういう方は全動物から好かれるでしょう。
プーちゃんは犬が嫌いですが人は好き。
特におれを褒めてくれる人は大好き。
おしゃれなおばさまは大好き。
だっておれのことベタ褒めしてくれるから。
おばさまはさっそくプーちゃんの横で
自分の匂いを嗅がせ、
「かわいいわね〜」を連発。
プーちゃんが落ち着いた頃を見計って、
静かに手の匂いを嗅がせて、
首の横をこちょこちょしてくれます。
「本当にいい子よね〜」
「性格がおっとりしてるのね〜」
もうプーちゃん有頂天です。
プーちゃんはおばさまの前でスチャっと座り、
静かに話を聞いています。
とても紳士的な態度で対応しています。
「せっかくプーちゃんに会えたけど、
これからお出かけなのよ」
残念そうに立ち上がって
「プーちゃんに会えて良かったわ！
じゃあね〜」
と言った瞬間、
プーちゃんはおばさまに擦り寄り、
行かないで〜と甘えるように
顔をこすりつけていました。
パグは顔が痒いと
場所を選ばず顔を擦り付けます。
おかげでおばさまの素敵なお召し物は
プーちゃんの鼻水まみれに。
やる事が紳士じゃなくて悪ガキ。
→褒められると嬉しいプーちゃんの話
