キャンプ2日目、
朝起きたらまず火をおこします。
GWといえど夜の山は冷えます。
すっかり冷えた身体を温めるために、
お湯を沸かします。
でもね、実を言うとね、
ボノが私のシュラフに潜って寝てたから、
モフモフの湯たんぽだったんだ。
足元がポッカポカだったんだ。
ボノよ、ありがとう。
あったかーい紅茶を飲みながら、
静かに朝日を浴びて深呼吸。
ああー、このままゆっくりと
朝の森の匂いを感じていたいけど、
実際キャンプの朝は忙しい。
焚き火台に薪をくべながら朝ごはんの準備。
ボノはアウトドアチェアの上で朝日を浴び、
目を細めてぼんやり。
やがてスースーと寝息をたてて二度寝です。
ダラリと足を垂らし顔を隅に乗せ、
いい具合にチェアを使いこなしています。
なんとさまになった姿でしょう。
なんと偉そうなんでしょう。
こんなにアウトドアチェアを使いこなした犬を
今まで見たことがありません。
ボノはキャンプの王様だね。
風向きが変わり焚き火の煙が
ボノの王様チェアに向かって流れます。
ボノはそのままチェアでじっくり燻されて、
香ばしいスモークパグとなるのでした。
→プーちゃんは意外なものを使いこなすって話