おいしいものは誰かとはんぶんこね。
いつも娘にはこう言ってきました。
おいしいって思うものは
誰かとはんぶんこして食べた方が
より一層おいしくなるからです。
とか言ってますが、
実は大好物の生牡蠣をひとりでこっそり
台所で立ち食いした事があります。
あれはあれでおいしく味わったのですが、
おいしいー!と誰にも言えない悲しさが
後からじわじわ…。
だからこそはんぶんこ論を唱えます。
我が家のおやつタイムは
それぞれが好きなものを食べる方式。
娘はたまごボーロの小袋を手にして窓辺へ。
ボーロって赤ちゃん用のお菓子ですが、
なぜか赤ちゃん卒業後もこれが好きで、
かなりリピートしてましたっけ。
口に入れるとほわりと溶けちゃうの、
なんか病みつきになるんだわ。
何かを食べる儀式が始まると
もちろん飛んでくるアイツ、ボノ。
娘にピッタリと張り付いて
くれくれの圧力をかけてきます。
ボノ、そんな圧力は無用だよ。
娘は大好きなボーロをボノとはんぶんこ。
自分が一粒、ボノに二粒。
自分が一粒、ボノに三粒。
口に入れれば溶けるのに、
ボノはシャクシャクと音を立てながら、
忙しく噛んで食べます。
ってボノ、食べすぎ!
→プーちゃんとこっそりはんぶんこのお話