寒い季節になるといつも思う。
これから毎日試練の様な散歩が続くのか、と。
それを毎年毎年冬になると思う。
ああ、性懲りも無くまた寒い中散歩してらぁ。
でも寒いだけじゃない。
辛いだけじゃない。
寒い中歩くからこそ見える景色がある。
別に絶景でもなんでもない
ただの冬の日常なんだけど。
ボノの吐いた息がフワッと白く浮かぶ
いつもの散歩道。
カサカサと落ち葉が舞う音に
いちいち反応するボノ。
こういうワンシーンを楽しみながら
私は歩いている。
そしてクスッと笑ったりしている。
だから冬の散歩もいいんだわ。
これはこれでいいんだわ。
でもボノ、
冬の散歩の機微にも触れず、
絶対に行きたくないんだって。
玄関から全く動かん…。
→ボノの困った秋の散歩のお話