ボノは音に敏感だ。
掃除機の音が嫌いで逃げ回り、
野鳥のさえずりに吠え、
野菜を炒めるジャッという音におののく。
チャイムに吠えるのは定番だけど、
電話には吠えない。じっとにらむ。
そしてカメラのシャッター音には
シバシバと目を細めたりする。
とにかくいろんな音に反応するのだけど、
私の話しかける声には無反応。
あの首を傾げる仕草はしない。
パグが首を傾げるのかわいいんだけど…
ボノはやってくれないの。
なんでだろ。
声が小さいのかなと思って大きな声で
「ボノ、いい天気だね」って話しかけても、
ボノはじっとして動きません。
声の大きさでもないんだよね。
こんなことでボノとの間に壁を感じてしまい、
淋しい気分になったりします。
ボノとの距離がなかなか縮まらない…
ショボボーン。
その瞬間、私のしゃっくりがスタート。
ヒック!
実は私は頻繁にしゃっくりが出てしまう
しゃっくりマン。
年がら年中突然のしゃっくりに襲われてます。
するとボノはくるりと振り返って私をガン見。
なんだ?なんだ?と不思議そうに。
しゃっくりの音がよほど気になるみたい。
そして一歩一歩と近づいてきます。
ボノ、変なところで距離を縮めてくる。
→パグが首を傾げるのかわいいってお話