元保護犬パグのやり直し人(犬)生

何事も全力パグの日常スケッチ

瞳の奥に

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子供の成長は驚くほど早いもの。

毎日を全力疾走しているような

子育て期の最中にいながらもふと振り返ると、

子供はあれこれできるようになっている。

驚くほど大きく変化している。

そして活動範囲が広がっていく。

 

週末ごとに天気が良ければ

あちこち出掛けるようになってきた。

ボノも一緒に行く時もあれば、

残念ながらお留守番になってしまう日も。

 

私がお出かけの準備をしていると、

中にお菓子やお弁当が入ったカバンを

ガリガリと荒らしたりして、

中身当てゲームを楽しむのが常。

やめてくれ。

おにぎりが出ちゃうから。

 

帽子をかぶってかばんを持って

いよいよ出発する時になって、

お出かけ?お出かけ?と目でアピール。

ごめん。今日はボノはお留守番なんだ。

 

ここで期待をさせないようにする。

心で泣きながら顔はクールに

リビングのドアをピシャリと閉じる。

すると不満抗議の吠え吠えが始まる。

 

玄関に鍵をかけて門を閉じる時、

リビングの窓からヒョイとボノが顔を出し、

もう怒ってませんよって

よっぽどクールな顔つきでお見送り。

 

ごめんねボノ。早く帰ってくるからね。

 

大丈夫だよ。俺は1人でも寂しくないぜ。

 

ボノが精一杯強がったつもりの瞳。

その奥にニタァと笑ったジョーカーがみえる。

 

お母さんが買い物に行った隙に、

隠してたマンガ読む小学生のウキウキ感が

あふれだしちゃってるってば。

 

 

→せつない目で攻めるプーちゃんのお話