元保護犬パグのやり直し人(犬)生

何事も全力パグの日常スケッチ

爆発現場からの生還

パグさんの去勢入院の翌日、

退院のために病院へ迎えにゆきます。

夕方の時間指定だったので、

娘に1時間で戻るねと言って出かけました。

 

病院の近くまで来た頃に

車がやたら渋滞していてほとんど進まず、

平日なのになんでかね〜なんて

最初は呑気に構えていたけど、

これでは約束の時間に間に合わないし、

お留守番の娘もあまり待たせられないし、

ちょっとずつ焦りはじめました。

 

病院よりすぐ手前の交差点に着くと、

この先爆発事故のため通行止めとの表示が。

ば、爆発っ⁉︎

空を見ると病院方面から黒煙が上がっていて、

辺りは猛烈な悪臭。

ただならぬ事態に初めて気付きました。

 

たまたまこの周辺の道には詳しかったので、

ここは強行突破に踏み切ります。

裏道に突っ込みうねうねと病院方面へと

近づけるところまで進みます。

近くの駐車場に車を停めて病院へダッシュ

パグさーん! 大丈夫かーっ!

なんとしてもパグさんを

安全な場所へ連れ出さねば!

 

病院前には消防車やパトカーが

何十台も来ていて騒然とした雰囲気でした。

まだ消火活動が続いてるようで、

長いホースが方々に伸びて水浸し。

現場は病院のすぐ先。

病院の建物が無事なのを確認して、

そのまま病院へ飛び込みました。

 

手術の明細を受け取り、

簡単に説明を聞いて(聞いてないけど)、

まだ麻酔でぼーっとしているパグさんを

この手にしっかりと抱きしめて再び車へ。

 

この臭い煙は?

有毒ガスか?

吸うとヤバいのか?

とにかく逃げなきゃ!

脱力しきったクニャクニャのパグさんを

しっかりタオルでくるんで抱えて猛ダッシュ

車に飛び乗り再び大渋滞の中へ突っ込みます。

 

まだ麻酔からさめないパグさんは、

車の中でグーグーといびきをかいて寝ていて、

この状況をパグさんが知る由もないけど、

パグさんの真っ黒な寝顔を見て一気に脱力。

はあー。

無事でよかったー。

 

時間を大幅にすぎて帰宅すると、

心配を通り越した娘が半ベソで待っていて、

無事に帰った爆睡中のパグさんを、

ぎゅうううっと抱きしめていました。

 

なんてことのない去勢手術がとんでもなく

スリリングな退院劇となりました。

当のパグさんは

帰宅後もグウグウ寝てましたよ。

 

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