朝、私が起きてリビングにやってくると、
プーちゃんはガバッと起きて、
もうずっと前から起きてましたって顔をして、
大きくのびをします。
背中を猫みたいにしならせる姿は
見ているだけで気持ち良いものでした。
でももうこれは昔の話。
歳をとってからは
朝、私が起きてきても起きないし、
薄目でチラッと私を見て、
おう!とか適当な挨拶をしてきます。
朝起きるのが面倒になってきたようです。
もし目を開けて朝だと気付いたときは
口をむにゃむにゃしてから
その場で大きくのび。
頭を後ろにそらせて身体を震わせ、
起き上がりもせずに横になったままです。
どれだけ適当に済ませてるんだか。
片目を開けて周りの様子をチラチラ見ながら、
おれはまだ呼ばれてない…。
まだ呼ばれてない…たぶん…。
そうやって目をつむり再び夢の続きを見に。
寝るんかいっ!
→プーちゃんの朝ののび〜のお話