元保護犬パグのやり直し人(犬)生

何事も全力パグの日常スケッチ

探知犬2

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プーちゃんが入念ににおいをかいでいる。

バッグに顔を押し付けながら。

ブヒブヒと鼻を鳴らして。

 

いつも壁にかけてある私のバッグ。

あの場所が定位置。

中身はおむつとか

ウエットティッシュとか

小型絵本なんかの

子供のお出かけ必須アイテムで、

他には特別なものは入っていない。

 

娘とお出かけして帰ってきてから、

プーちゃんはずっとバッグのにおいをかいでる。

たまに顔の方向変えたりしてるけど、

とにかくずっとバッグに張り付いてる。

しつこいくらいに。

 

「プーちゃーん!」って呼んでも来ないし、

こっちでいくら楽しそうに遊んでても来ない。

プーちゃんの探知犬モードが作動してる。

 

プーちゃんはにおいをかぎながら

たまにチラッてこちらを見るんだよね。

何か言いたそう。

いや、私に何か聞いているんだ。

「このにおいは何かね?」と。

 

はいはい。わかった。言いますよー。

白状します。

さっき外で焼き芋屋さんがいたから、

娘と焼き芋食べましたよ。

その時の残骸がバッグに入ってるんだ。

2人で半分コしたからちょっとだけだよ。

ほんとにちょっと。

だからプーちゃんの分のお土産ないの。

ごめん。

別に隠してたわけじゃないよ。

ほんとにごめんってば。

 

だからその目やめて。

 

 

→プーちゃんの恐るべき臭覚のお話