私が子供の頃、地域にたくさんのノラ猫がいました。
中でも丸顔の薄ぼけた三毛猫が
我が家の庭に居つくようになり、
ブーヤンと呼んで可愛がっていました。
なんとか人に慣らして家で飼おうと
エサをあげたり猫じゃらしで遊んだりしましたが、
ブーヤンは生粋のノラちゃんだったので、
普段は決して人には近づきませんでした。
でも、お腹が空くと窓の外でブヒャーンとガラガラ声をあげて私を呼び、
エサを運ぶ私の足にスリスリしてきました。
その時のブーヤンがフワッと優しく足に触れる感触を、
今でも忘れられずにいます。
優しく、風のようにすり抜ける感触。
猫の身体って柔らかいもんね。
プーちゃんも暇な時鼻をブーブー鳴らしながら
足にすり寄ってきます。
なんだか猫みたいな犬です。
でも。
フワッとすり抜ける風のような猫のスリスリとは違い、
プーちゃんはドーンと体当たりしてくる感じ。
体重がのってるので決して風ではなく、
物体の衝突です。
そう。雑です。
今日は台所でドーンとぶつかってきて
そのまま寄りかかったまま、
ひとり満員電車のおじさんになっている。
楽ちんを覚えたね。
→中身は猫かおじさんか疑惑のプーちゃん