食べたお菓子のゴミがたくさんたまって、
甘く香ばしい香り漂うゴミ箱がありました。
無性に引き付けられる
夢のような香りにつられて、
一匹のパグがやって来ました。
このゴミ箱から香ってくるのは間違いない。
パグは匂いの元を確認すると、
あたりを確認しました。
このゴミ箱は青鬼と赤鬼に守られて、
いつもは手を出すことができません。
でも今は鬼達の姿はありません。
もしかしたらこの中に
この世で1番甘く美味しいお菓子が
入ってるかもしれません。
パグは何度も舌舐めずりをしながら、
しばらくゴミ箱を見つめていました。
甘く美味しいお菓子をどうしても食べたい。
パグは一気にゴミ箱に足をかけて、
勢いよくゴミ箱を倒しました。
中からゴミが溢れ出てきます。
すばやく干し芋の甘い香りのする袋をくわえ、
夢中で走って行きました。
一部始終を岩の影から見ていた赤鬼が
声をあげて後から追いかけてきて、
パグは鬼に捕まってしまいましたとさ。
危険を顧みず果敢に挑んだ先にあるもの。
それは干し芋。
プーちゃんの好物に干し芋を追加メモ。
_φ( ̄ー ̄ )
↓プーちゃんの好きな干し芋ってこれ。
でもこれ、嫌いな子なんていないよね。