元保護犬パグのやり直し人(犬)生

何事も全力パグの日常スケッチ

老化現象

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プーちゃんはトイレは外派。

1日2回の散歩の時に済ませます。

あとは庭にちょいちょい出ては、

丸太にチッコをかけています。

部屋にトイレはあるけれど、

そこはほとんど使用されていません。

 

しかしこの頃トイレの失敗が増えてきました。

週に数回、床に水たまりができています。

廊下だったり、

カウンターの横だったり、

ソファの裏だったりと場所はまちまち。

どうも行き当たりばったりで

用を足しているようです。

 

病院の定期尿検査のときに先生に相談すると、

感覚器の機能が低下することで、

トイレまで間に合わなかったり、

場所がわからなくなったりする

老化現象とのことでした。

至極もっともな説明ですが、

正直言って信じたくない。

 

プーちゃんの本当の年齢は分からないので、

前もってその時期を知ることはできません。

ただ実際に老化現象が現れてきて

初めてようやく理解します。

プーちゃんは本当におじいさんなんだなと。

 

朝起きてきて床の水たまりを踏んでしまうのは

飼い主にとっては困ったことではありますが、

歳をとるということはこういうこと。

プーちゃんの老化と

しっかり向き合っていかねばなりません。

これからの生活はプーじいさんにとって、

安全で心地よい環境作りを心がけていかないと。

 

でも歳をとってもプーちゃんはプーちゃん。

このしわくちゃな顔でいてくれるだけで

家族には平和が。

 

 

 →プーちゃんの顔が白くなってきたお話

  

 

きっと来る

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テレビの前でハアアーと床に座ってひと休み。

部屋は散らかったままですが、

目をつぶって諸々の地獄的現実から

しばし遠ざかり心の洗濯をします。

 

娘の夜泣きで寝不足となりパワー減退。

ヘロヘロすぎて力も声も出ません。

連続して朝まで寝たい。

焼きたてのアンパンマンの顔にして欲しい。

私だけ1日25時間欲しい。

影武者たくさん欲しい。

欲望が渦になってドロドロしていると

決まってやってくるあいつ。

 

くーるー

きっとくるー

きっとくるー

 

プーちゃんは私の姿を見つけると

吹っ飛んできます。

こんな時に靴下を履いていなかったりすると、

すぐに素足に反応して足をなめ始めます。

まん丸の目をして。

夏には腕の塩分を舐めにやってくる妖怪が

冬にも現れるのです。

 

まるでくすぐりの刑。

 

 

→夏にやって来る妖怪塩舐めのお話。

 

 

ねんねんこ

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夕方になると保育園から娘が帰ってきます。

さっきまで静かだった部屋が

一気に騒がしくなる瞬間です。

 

プーちゃんはお留守番の間ソファで寝ていて、

へそ天スタイルにまで出来上がっています。

 

起こさないように…

暗黙の了解で2人並んで

静かにプーちゃんの寝顔を眺めます。

「かわいいね」と話しつつ、

込み上げる笑いを堪えられず

吹き出しちゃったりします。

 

娘は落ちていたブランケットを拾い、

やさしくそおっと

プーちゃんにかけてあげます。

大好きなお人形さんの花柄の枕も

プーちゃんの頭の下に引いてあげます。

仕上げにお腹をトントンとたたいて完成。

おねんねパグちゃん人形。

 

プーちゃんはされるがまま。

 

 

 →プーちゃんの睡眠完成形。

 

崖っぷち

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リビングのカウチソファは家族みんなのくつろぎの場所。

私はここでプーちゃんと昼寝するのが好きだ。

でもなんてったってこのソファを

1番利用しているお客様はプーちゃん。

寝るのも遊ぶのも、ガムを食べるのもここ。

 

プーちゃんはソファでぼーっと座っていて、

そのうちくるっと回って寝始めます。

眠りが深くなってくると

プーちゃんはパタンと寝返りをうって

少しずつ位置を変え移動していく。

暑くなってブランケットを蹴飛ばしたり、

寝ながらおならをすかしたり、

様々なイベントも用意しています。

 

次第にソファの端までいって

背中をクネクネさせたら、

とうとう体半分落ちました。

もう崖っぷち。

どうしてこれで落ちないのか不思議です。

 

でも、ここからが名人芸。

プーちゃんはそのまま崖っぷちで寝るのです。

足をダランと垂らしたまま。

気持ちよさそうに。

 

もちろん見ている者はハラハラします。

だから体をズルズルと引っ張り上げて、

ソファの真ん中まで移動させます。

体がビローンと長く伸びきって

まるで違う生物の様ですが、

相変わらずいびきだけはうるさいまま

そのまま寝続けるのです。

 

ただ寝てるだけでもドラマがある。

 

 

 →プーちゃんの熟睡

 

 

 

探知犬2

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プーちゃんが入念ににおいをかいでいる。

バッグに顔を押し付けながら。

ブヒブヒと鼻を鳴らして。

 

いつも壁にかけてある私のバッグ。

あの場所が定位置。

中身はおむつとか

ウエットティッシュとか

小型絵本なんかの

子供のお出かけ必須アイテムで、

他には特別なものは入っていない。

 

娘とお出かけして帰ってきてから、

プーちゃんはずっとバッグのにおいをかいでる。

たまに顔の方向変えたりしてるけど、

とにかくずっとバッグに張り付いてる。

しつこいくらいに。

 

「プーちゃーん!」って呼んでも来ないし、

こっちでいくら楽しそうに遊んでても来ない。

プーちゃんの探知犬モードが作動してる。

 

プーちゃんはにおいをかぎながら

たまにチラッてこちらを見るんだよね。

何か言いたそう。

いや、私に何か聞いているんだ。

「このにおいは何かね?」と。

 

はいはい。わかった。言いますよー。

白状します。

さっき外で焼き芋屋さんがいたから、

娘と焼き芋食べましたよ。

その時の残骸がバッグに入ってるんだ。

2人で半分コしたからちょっとだけだよ。

ほんとにちょっと。

だからプーちゃんの分のお土産ないの。

ごめん。

別に隠してたわけじゃないよ。

ほんとにごめんってば。

 

だからその目やめて。

 

 

→プーちゃんの恐るべき臭覚のお話

 

 

 

ブランケット生活

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冬に気温が15度を下回ると、

プーちゃんはブランケットにもぐります。

こんな立派な毛皮を纏っているというのに

誰よりも寒がりです。

 

ブランケットの端っこがめくれていると、

自分で頭を突っ込んでもぐりっていき、

中でくるんと丸くなります。

ブランケットがプーちゃんの形に

モゾモゾ動いているので、

中のプーちゃんを全て透視できます。

 

ひとりでもぐれない時は

入れて欲しい合図をします。

私をじっと直視して

ブランケットをタンタンと前足でたたきます。

これが「入れてくれい」です。

 

この合図を無視すると、

2回目は足で大きくタンタンとたたき、

ちょっと不満顔に。

それも無視をすると

究極の困り顔で膝の上に乗ってきて目で直訴。

さらに無視をすると腹に頭突きをくらいます。

 

ブランケットの中にもぐるためには

手段を選びません。

 

 

一緒にお昼寝。一面パグ色。

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→私がよくやるパグホイホイ遊びのお話。


  

うるうる作戦

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洗濯物を取り込んで部屋に戻ってくると、

プーちゃんがクッションの上で

まあるくなっていました。

前足をそろえて顔をのせ、

うるうるした瞳で上目遣い。

目からキラキラ光線が飛んできます。

 

バキューン。

 

か、かわいすぎるじゃないかっ!プーちゃん!

ささ。カメラカメラ。

 

プーちゃんの写真をバシバシ撮って、

目にも焼き付けて、

おまけに匂いも嗅いで、

かわいいプーちゃんの姿を

堪能させていただきます。

 

プーちゃんがかわいいだけで幸せいっぱい。

お腹いっぱい。

エネルギーフル充電

今日というよき日に乾杯。

そしてプーちゃんには

幸せのお返しボーロをあげよう。

 

で、ボーロ取りに行ったら

ゴミ箱荒らされ現場に遭遇。

これか〜。

 

最近は犯人と思しき人がもう一人いるけれど、

これだけ猛省している人が犯人でしょう。

 

やっぱりボーロあげない。

 

 

→しらばっくれるプーちゃんのお話。

 

 

背中の盾

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私が学生の頃に買ったサボテン1鉢から始まり

引越しをして部屋が広くなる度に

指数関数的に増殖している植木鉢。

今では庭や部屋のあちこちに並んでいます。

中にはトゲがあるものも少なくないので

近くを通る時は気をつけなくてはいけません。

 

プーちゃんがやってきてからは

トゲ鉢はプーちゃんの動線から外し、

子供が生まれてからは

手が届かないところへ移動したりと

場所を変えてきました。

冬の間はこれらを全て室内に取り込むので、

鉢の配置は難解なパズルのようです。

 

鉢をあっちへ置いたりこっちへ動かしたりと

悩み考えながら移動作業をしている最中、

プーちゃんはいつのまにか足元に。

私が何か作業をしていると

近くで見ながら参加するのがプーちゃん流儀。

ボケーっと静かにたたずんでいます。

 

でも、いきなり植木鉢に寄りかかって耳をカキカキ。

容赦なくサボテンのトゲが背中に刺さります。

私なら悲鳴を上げてしまうレベルですが、

なぜかプーちゃんはチラッとサボテンを見て

小さくブヒッ。

そのままなに食わぬ顔でカキカキを続けます。

 

もしかしてプーちゃんの背中のシワシワは

役に立っているのかもしれない。

 

 

→カキカキは寄りかからないととどかないお話。


 

家庭内交通事故2

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ウサギの形をした三輪車が納車されました。

足で進んで足で停止の究極のエコカー

木製のしっかりしたつくりです。

 

実はこれ、かわいすぎて一目惚れ。

見た瞬間にマストバイ!と心で叫んでレジへ。

 

娘もとても喜んで

キコキコと音を鳴らし奇声をあげて進みます。

ハンドル操作はあまりうまくできないので

しばらくは教習所通いです。

 

プーちゃんは眠りから目覚め

台所に水を飲みに。

あいにくウサギカーが部屋を暴走していて、

途中とぼとぼ歩いているプーちゃんは、

後続のウサギカーに追突されてしまいました。

 

プーちゃんはカッとすばやく振り返りますが、

明らかに寝起き顔で目がショボショボ。

口元をムニャムニャ動かした後、

大きなあくびをしました。

追突されてようやく目を覚ましたようです。

 

ウサギカーは2点減点されました。

 

 

 ↓かわいいウサギカーはこれ。

自家用車としても贈答車としても◎

 

 

→多発する家庭内交通事故のお話。

 

 

得意技

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再び寒い季節になりました。

プーちゃんは指定席の窓辺で

のんびり日光浴を楽しみます。

その姿はまるで

縁側でお茶をすするお爺さんのようです。

 

私が庭の家庭菜園で作業をしていると、

プーちゃんは窓辺に座って

じっとこちらを見ています。

一緒に外に出るのは寒いので、

自分だけは温かいところで

エールを送ってくれています。

もしかしたら何か収穫はないか

見張っているのかもしれません。

 

ほうれん草の間引きをしながら

ふと気になって窓を見ると、

プーちゃんは窓に顔を置いています。

え? はあ?

驚く姿勢にまさかの二度見です。

 

プーちゃんはよく

前にあるものに顔を置きますが、

窓はどうなのでしょう。

苦しそうでもあり、気持ちよさそうでもあり、

ちょうどいい言葉が見つかりません。

ただ一つ言えることは、

一気にやる気がなくなりました。

 

パグは人のやる気を吸い取るのが得意。

 

 

→やる気を奪うプーちゃんのお話。


 

早く早く

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プーちゃんのご飯は1日2回。

朝も夜もご飯の時間が近づくと

ソワソワし始めます。

 

よし! ごはんにしよう!

台所へ向かうと

プーちゃんも一緒に飛んできて、

足元で待ちきれない様子でジタバタ。

かなり急かされながら

プーちゃんの食器を持ち上げたはずが…

ツルッ。パリーン。

こんな大事な局面で

プーちゃんの食器を割ってしまいました。

 

割れた破片が飛び散っていないか

周りを念入りに確認して掃除機をかけます。

そしてプーちゃんが使えそうなお皿を探し、

今日だけ仕方なくグラタン皿を使うことに。

 

プーちゃんはもう待ちきれず

足元でバウバウ吠えてごはんを催促。

こうなると「待て」は効きません。

 

急いでご飯をあげると

顔を突っ込んでかっ食らいますが、

すぐに困った顔をしてこちらをチラッ。

 

食べにくい皿で勢いよく食べるとこれ。

 

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→プーちゃんの恐るべき早食いのお話。


 

タワー爆破

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今日は積み木でタワーを建設します。

 

きっちり積んでいかないとゆらゆらするので

丁寧にそろえます。

娘はまだ積み木遊びを始めたばかりで

上手にそろえることはできないけど、

私も一緒に手伝いながら

高く積み上げていきます。

 

2段目を積んで、

三角のお屋根を乗せて出来上がり!

でも娘はこの屋根にかえるさんを乗せたくて

おもちゃ箱に取りにいきます。

 

その隙に積み木遊びが気になる

プーちゃんがやってきて、

積み木の横にドスン。

 

ガラガラガラーッ。

 

タワーが崩壊しました。

プーちゃんは慌てて逃げ去ります。

 

一緒に遊びたい気持ちはわかるのですが、

これはどう考えてもジャイアンです。

 

娘がさぞかしがっかりするかと思いきや

大きな音を立てて崩れたのが

楽しかったようで、

このあとタワー爆破遊びが

大流行することになります。

 

 

→プーちゃんはいつも寄りかかるお話。

 

  

 

仲良しコンビ

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プーちゃんは遊びたい時

ロープをくわえて誘いに来ます。

でも、空気が読めないため

ちょっと手が離せない時にもやって来ます。

待っててもらったりしますが、

待たされているうちにテンションが下がり、

その場にロープを置いて行ってしまいます。

 

そんな悲しいことにならぬよう、

明るいニュースです。

もう一人遊んでくれる人が増えました。

私がリビングにいない時は

娘のところへ誘いに行くようになりました。

 

あーそーぼー。

プーちゃんがロープをくわえて娘のもとへ。

応えるように娘がロープをつかみます。

チーン。

戦いのゴングが鳴ります。

 

娘はキャッキャとはしゃぎ、

プーちゃんはガラララーと興奮し、

2人で大盛り上がり。

なんと楽しそうな光景でしょう。

 

プーちゃんが思い切りひっぱると

ロープは娘の手から抜け、

力の勝負はプーちゃんに軍配が。

 

しかしこの楽しいお遊びも

プーちゃんの胸のカラータイマーが点灯すると

即終了。

まん丸だった目がみるみる力を失い、

くわえてたロープをはなします。

そしてソファの上に行き即座に寝の態勢へ。

 

力ではプーちゃん勝ってるけど、

持久力では勝てそうにない。

 

 

→プーちゃんの好きな綱引きのお話。

 

 

テリヤキスメル

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仕事を終えて帰る時は

いつもプーちゃんの顔が思い浮かびます。

待っていろー。

今から帰るからなー。プーちゃーん。

心の中で叫びながら自宅へ急行します。

 

でも、お昼ご飯を食べ損ねていたので、

途中でマックに寄りました。

テイクアウトして家にもどると、

プーちゃんはすぐにマックの匂いに気づいて

落ち着きなく足元をうろちょろ。

 

こういう時は冷静に敵とは目を合わせません。

テリヤキバーガーを死守するためです。

テリヤキに無言でかぶりつき

ポテトを頬張り一気に食べ尽くします。

 

プーちゃんに「もうないよ」と

空の紙袋を見せると、

テリヤキスメルに吸い寄せられてきます。

テリヤキスメルでパグはいとも簡単に捕獲。

 

中身はもう何もないのに

プーちゃんは紙袋の中の残り香を

思う存分ブヒブヒと楽しみます。

 

が!

プーちゃん、残り香でも太りそうなので

ほどほどにしておこう。

 

 

→パグはすぐに太るお話

 

 

アンパンマン参上

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小さな子供がよろこぶ遊びに

シール貼りというのがあります。

まだ不器用な小さな手で

シールを手にとってペタッ。

貼れた!

この達成感が楽しさのワケ。

 

すっかり病みつきになって

シールをペタペタと画用紙に貼っていきますが、

子供はいつだって

狭いキャンバスの中ではおさまらない。

 

横にあったハサミにペタ。

机にもペタ。

ペタ。ペタ。ペタ。

もう止まらない。

 

キャッキャと喜びながら

次の的を見つけペタ。

ペタ。ペタ。ペタ。

横にいたプーちゃんの背中にも

とうとうアンパンマンがペタ。

 

プーちゃんは自分も参加できて満足そう。

そしてもっと貼れば?

っていう余裕のイクパグぶり。

 

でもこちらをチラッと見る瞳の奥で

芋の増し増しを要求してる。

 

 

→プーちゃんはあまり気にしないお話。